居抜き店舗のトラブル~会った事の無い前の入居者に訴えられた?~

もう3年ほど前になりますが、ある焼肉店が、会った事も無い前入居者の焼肉店オーナーに訴えられるという事件がありました。

どうして、会った事も無い前入居者に訴えられたのか?

そのニュースから見た要点は、前テナントは物件を明け渡す際に店内の造作をすべて取り払う条件であり、おそらく貸主が原状回復するという事で前テナントから原状回復費用を徴収していたのではないかと思います。

そして、訴えられた焼肉店が、居抜きという条件で入居し、その内装を利用してオープンしたと考えられます。

という事で、前テナントは原状回復費用を徴収した貸主の不当利得と、現テナントに対しての前テナントの造作使用することで得た利益の返還請求をしたようです。

前テナントに単なる造作放棄させたのであれば、ここまで問題にならなかったかと思います。

この様に居抜き店舗は、造作の明確な所有権移転が出来ていないと、後にトラブルになる可能性があるのです。

居抜きの仲介するときには、仲介業者は造作の所有権や、原状回復費用を徴収したにも関わらず、その造作を利用していないかなど貸主に確認する事が大切です。

 

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こちらのコラムは関東不動産会サポートメンバーによるコラムです。

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